正式な名称は「インドネシア共和国」。
「インドネシア」という名前は、ギリシャ語の「インドス(indos)」と「ネソス(nesos)」という二つの単語から成っており、”東インドの島々“という意味があるそうです。
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世界でもっとも多くの島を持つ国で、その数は1万3466にのぼるとされます。
このうちのおよそ9,000の島々に約2億2千8百万人もの人々が暮らし、約490の民族集団がそれぞれの多様な民族文化を継承しているとのこと。
(なんと、人口は世界第4位で、日本の約2倍。そして、かなりの多民族国家)
地図を見ると分かるけれど、東西にとても長く、東は日本の函館よりもさらに東側、西はインドのアッサム州とほぼ同じくらい。
時差は3つのタイムゾーンがあるそうです。
ちなみに、バリと日本の時差は1時間で、ジャカルタと日本の時差は2時間。
バリで7時のとき日本では8時、ジャカルタで7時のとき日本では9時になります。
今回の訪問地であるバリ島は、メインのジャワ島のすぐ東側。
ジョグジャカルタはジャワ島のほぼまんなかインド洋側に位置します。
バリ島のなかにもいくつかリゾート地がありますが、今回のリトリート開催地はウブド。
山間部の田園エリアで、文化や芸術の中心地です。
賑やかなビーチエリアから離れて、ヨーガをはじめとする各種リトリートの会場の定番と言えばここ。
今回の開催地を考える際に、以前にお世話になったガイドさんに相談したら、やっぱり「ウブド一択」とのことでした^^
ジョグジャカルタは、『ラーマヤナラーマ』の主人公であるラーマ王子の故郷、アヨーディヤーにあやかって付けた名前と言われ、「平和の町」という意味があるそうです。
古くから「ジョグジャカルタ」と呼ばれ、いまでも日本だけでなく多くの言語でそのように発音されますが、現代のインドネシア語では「J」は「ヤ・ユ・ヨ」という発音になるので、現地の人たちは「ヨグヤカルタ」と発音し、英語表記も「Yogyakarta」になっています。
インドネシアでは古都であるため、京都と姉妹都市になっています。
国章は、「ガルーダ・パンチャシラ」。
ガルーダはインド神話に登場する伝説上の鳥で、ヴィシュヌ神の乗り物とされます。
尾の付け根の羽毛は19枚、首の羽毛は45枚で、尾の羽毛は8枚、翼の羽毛は左右それぞれに17枚ずつあり、独立宣言をした1945年8月17日の数字を表しているとのこと。
インドネシアは、独立戦争の際に日本残留兵が尽力したり、戦後に日本が最大の援助国となったり、あるいは最近は日本のアニメやアイドルなどのポップカルチャーに人気があり、親日国として知られています。
日本人の性格と志向に似た点も多く、恥じらいや工夫、気が利く、家族を大事にするなどの共通点があるとされます。
公用語はインドネシア語ですが、何せ、たくさんの島に分かれた多民族国家。
日常的にインドネシア語を話す人は1割くらいしかいないとか。
ちなみに、バリにはバリ語というのがあるらしいです。
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通貨は、インドネシア・ルピア(IDR、またはRp)。
1月22日現在、1ルピア は0.0096円。
ざっくり100ルピアが1円。
日本とはずいぶんと単位がちがうけれど、これは貧しい国か、超インフレのあった国の特色。
まぁ、インドネシアの場合は両方だけれど。
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気候としては赤道直下の熱帯地域に位置し、気温は通年27~28℃。
高温多湿の熱帯性気候で、乾季(4月~9月)と雨季(10月~3月)に分かれます。
今回のリトリートは、ちょうど乾季に入ったところで、過ごしやすい時季と言えます。
とはいえ、4月はまだ雨が降ることはあるみたいなので、一応雨具をご持参ください。
バリ島、ジョグジャカルタともに、夏服ベースでかまいません。
ただし、日焼け対策、冷房対策と、あと寺院関係では、女性は肌を露出しない方がいいので、上から羽織ることのできるものがあったほうがいいでしょう。
寺院関係で言うと、ショートパンツやノースリーブは禁止されています。
また、石造建築の石を傷つけやすいハイヒールなどでの入場も禁止されています。
背の高い遺跡を楽しむには、日傘よりもつばの広い帽子が良いとの情報もあります。